相部屋[語句情報] »
相部屋
「相部屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相部屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
二三日、練習以外の時間は、ただ甲板を散歩したり、船室で、啄木を読んだり、船室が、
相部屋の松山さん、沢村さんに占領《せんりょう》されているときは、喫煙室《きつえん....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
主人のまえを退がった。主人は奥の下座敷の六畳に寝て、供のふたりは次の間の四畳半の
相部屋で寝た。その夜なかに喜三郎は裏二階の客二人を殺して、どこへか姿を隠したので....
「上海された男」より 著者:牧逸馬
中の海員周旋宿を渡り歩いた末、昨日《きのう》波止場に近いこの合宿所へ流れ込んで、
相部屋でその男と始めて会った時も、男は黙りこくって、煩《うるさ》そうに為吉を見や....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、郁太郎の教育のためによいことだと思わずにはおられません。 ともかく、今までの
相部屋《あいべや》と違い、自分としての一家一室が与えられることになると、与八は沢....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ってクタクタにくたびれきって部屋へ戻ったが!
先生は階下の裏座敷。
それに、
相部屋の毒消し売りはぐっすり寝こんでいるようすだからまず怪しまれる心配はないと、....
「澪標」より 著者:外村繁
言い難い。しかし今度の旅行にはその方がふさわしいとも思う。部屋に通される。二人の
相部屋であった。 浴場へ行く。思いがけず混浴である。私が色情を懐かないでは女を....