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省筆
「省筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
省筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カズイスチカ」より 著者:森鴎外
。同じモデルの写生を下手《へた》に繰り返されては、たまったものではない。ここらで
省筆《せいひつ》をするのは、読者に感謝して貰《もら》っても好《い》い。 尤《も....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
わぬと、独り合点に陥る嫌いもあるが、それを言うと埒外に出るし、かつ長文になるので
省筆する)していたのであるが、そこへ支那から来た獅子舞が、寺院に多く用いられ、神....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
それにむしろ東洋の芸術精神は実を徹して虚に放ったところにあるのだからね。隠約とか
省筆とかだ。で、実相の観入といったところで、単なる平面描写の写生とは少くとも格段....