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眉目形
「眉目形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眉目形の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
緒の細《こま》やかな、美しい薄命児をだれにでも思い起こさせた。彼女の立ちすぐれた
眉目形《みめかたち》は花柳《かりゅう》の人たちさえうらやましがらせた。そしていろ....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
るように、また言った。 「あれほどの乙女を草の家《や》に朽ちさするはいとおしい。
眉目形《みめかたち》といい、心ばえといい、世にたぐいなく見ゆるものを……。のう、....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ってヒョコ/\して、随分形の悪いものであります。お瀧は其れとは打って変って成程|
眉目形は美しゅうございますが、丈恰好から襟元までお尻の詰った細そり姿、一目見ても....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
われら決して詐りは書かぬ。その通り、その通りじゃよ。見るところ、お身は年も若い、
眉目形もすぐれて美しい。定めて思う人もおわそう、思わるる人もあろう。迷うも狂うも....
「蒼白い月」より 著者:徳田秋声
深い親しみのない私に対する一種の見えと羞恥とから来ているものらしく思われた。彼は
眉目形の美しい男だという評判を、私は東京で時々耳にしていた。雪江は深い愛着を彼に....