県主[語句情報] » 県主

「県主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

県主の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
くへの愛情の為《ため》かと手前勝手に解釈していたのです。 帰朝して三日目、高知県主催の歓迎会が丸の内の中央会館でありました。あなたも同じ高知県なので、勿論《も....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
大人の霊号を書きつけたものが、やがてその床の間に飾られた。荷田宿禰羽倉大人。賀茂県主岡部大人。秋津彦瑞桜根大人。神霊能真柱大人。あだかもそれらの四人の大先輩はう....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
見た。松本まで彼が動いた時は、ちょうどこの時勢に応ずる教育者のための講習会が筑摩県主催のもとに開かれているおりからであった。松本宮村町|瑞昌寺、それが師範学科の....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
そばにお止めになり、あとの七十七人の方々をことごとく、地方地方の国造、別、稲置、県主という、それぞれの役におつけになりました。 あるとき天皇は、美濃の、神大根....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
ら倭人の諸国に及び、その帰順したものは我が帝国に併合して、その国王は所謂|国造・県主などに任ぜられ、祖先以来の本領の安堵を得たのであったが、命を拒んで反抗したも....
炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
それが奏任官以上ともなれば、鹿爪らしく何の朝臣だの、何の連だの、宿禰の、真人の、県主のと、それぞれ昔の貴族豪族の姓を名乗っていた時代が近く五十年前にあったのであ....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
鎮座した賀茂の上下の社のごときも、初めはやはり秦人が祭ったので、これは後に女婿鴨県主家に譲ったのだとある。 伝教大師が比叡山を拓くや、これも地主神たる大山咋神....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
おのずから推測せられよう。国家の統一せられた後に存在した地方的豪族、いわゆる国造県主など、の多くが統一せられない前の小君主の地位の継続せられたものであるらしいこ....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
が生えず、馬を置くと必ずたたりがあるといいました。 美濃の太田では、氏神の加茂県主神社の神様がお嫌いになるといって、五月の節句にも、もとは粽を作りませんでした....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
)、トモガラ(輩)など、「カラ」という語を仲間の意に用いている。大化以前には国造県主等の所領の外に、天皇直轄御領の公田すなわち大御田があって、その農民すなわち公....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
丸ぼうろ 多比良町の婦人会に私は話をしに行った。ひと月まえに長崎市で開かれた県主催の講習会で顔見知りの幹部のおばあさん方が駅に迎えに出ていて、先日のお話をこ....