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「県境〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

県境の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
苦しく美しき夏」より 著者:原民喜
った。……だが、ある夜、妻の夢では天上の星が悉《ことごと》く墜落して行った。 「県境へ行く道のあたりです。どうして、あの辺は茫々《ぼうぼう》としているのでしょう....
密林荘事件」より 著者:海野十三
かなかったのです」 「なるほど。それで密林荘というのは、どんなところですか」 「県境にある森林地帯の奥にあるのです。有名な××湖を傍にひかえていますが、湖岸から....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ない。 私は一昨年秋田犬を訪ねて秋田へいった。秋田市には秋田犬が見当らず、青森県境にちかい山間の大館市で、秋田犬にお目にかかった。 この大館市が秋田犬の本場....
澪標」より 著者:外村繁
伊吹山、東方へかけて、霊仙山、鈴ヶ岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所山等、滋賀、三重両県境の山山が望まれる。 旧北五個荘村の北東部を愛知《えち》川が流れている。源を....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
一入美しさを添えます。小さい竹行李で二重編のものは特に上等であります。販路は北の県境を越えて青森県の八戸あたりにまで及びますが、南の宮城県には届きません。 同....
三国志」より 著者:吉川英治
た。 敵の袁紹は、捲土重来して、四州三十万の兵を催し、ふたたび倉亭(山東省陽谷県境)のあたりまで進出してきたと早くも聞えた。 曹操も全軍を押し進め、戦書を交....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
文化を代表している。 揺られ通しのせいか、もう、おなかがペコペコになってきた。県境であり、山道中第一の高地、山王峠で、二十分間休憩。 山王峠の紅葉には、瞠目....