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真否
「真否〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真否の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いや、僕はもっと極言しましょう。蘭貢で投身したというディグスビイの終焉にも、その
真否を吟味せねばならぬ必要がある――と」
「ふむ、ディグスビイ……。あの方が事実....
「白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
られるようにと陳慧君に勧めました。陳慧君は心を動かされたらしく、真珠の粉の効果の
真否を、いろいろの人に尋ね、それぞれの意見を、柳秋雲にも伝えて相談しました。する....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
刺されるとリウマチスが癒るという云い伝えが英国辺りで昔から行われているので、その
真否を試すために材料を集めている人がある。我邦でもそういう例があるかどうだか御存....
「俊寛」より 著者:倉田百三
間。顔色が悪くなる)ついにわしは父が殺されたといううわさを聞きました。しかしその
真否を確かめることができないうちに、この鬼界が島に移されてしまった。 康頼 それ....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
心を固めたのだった。それまでこいつが弟殺しだと考えていたので、私はどうしてもその
真否を探り出したかった。はじめて私は、造られたものに対する造りぬしの義務が何であ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
リしない。医を志したというは自分でも書いてるが、儒を志したというは余り聞かない。
真否は頗る疑わしいが、とにかく馬琴の愛読者たる士流の間にはソンナ説があったものと....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
改革をするという風説があった。丁度その頃、或る処で鴎外に会った時、それとなく噂の
真否を尋ねると、なかなかソンナわけには行かないよ、傍観者は直ぐ何でも改革出来るよ....