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真成
「真成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真成の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
ないほど大きい、姿は女の立った所である、何も別に取り所とてはないが、唯其の眼が、
真成に生きた様な光を発し、余を瞰《み》下して居る様に見える、顔にも容《かたち》に....
「鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
政治の改造までに個性の自由を延長して考え、政界の腐敗に対して公憤を禁めかねている
真成の新しい女たちが其処此処の家庭に人知れず分布されているであろうとも想像される....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
隔てた、向うの山の中途に、鬼子母神様のお寺がありましょう。」 「ああ、柘榴寺――
真成寺。」 「ちょっとごめんなさい。私も端の方へ、少し休んで。……いいえ、構うも....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
》の余光がたゆたっていたのも束《つか》のま、まず平河山法恩寺をはじめとして近くに
真成《しんせい》、大法《たいほう》、霊山《れいざん》、本法《ほんぽう》、永隆《え....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
横浜に用があったからおたずね申したら。実に面目ないといって涙ぐんでの咄しも。実に
真成のクリスチャンになりきってしまって。もとのような様子はすっかりなくなったヨ。....
「経世の学、また講究すべし」より 著者:福沢諭吉
陥るが如きは、元《も》とその輩の無勘弁なるがためなり。その無勘弁の原因は何ぞや。
真成の経世論を知らざるがためなり。詭激の経世論、もとより厭《いと》うべしといえど....