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眠らす
「眠らす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眠らすの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「両国の秋」より 著者:岡本綺堂
たお里のおとなしやかな顔にむかって、手をあわせて幾たびか詫びた。 彼を安らかに
眠らすまいとするように、雨は大きい屋根の瓦を夜通し流れて、軒の大樋《おおどい》に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
女カリテを娼妓に売れと勧むると、照天娼家に事《つか》うると、またトが毒酒で群賊を
眠らすのと、さて女を驢に載せて脱れ遂ぐるのとが、偶然また反対ながら、横山が小栗の....
「正月とソヴェト勤労婦人」より 著者:宮本百合子
だ。 ――だって、お前、ソヴェト同盟じゃ、あんなにプロレタリアートの階級意識を
眠らす毒薬として宗教撲滅運動やってるじゃないか、見たよ、ソヴェトで出してる面白い....
「国際無産婦人デーに際して」より 著者:宮本百合子
と「千人縫い」をやって支配階級の大量的殺人を援助し、ストライキを逃げ、階級意識を
眠らす出征兵士慰問金をかき集める役をつとめるとしたら、果してわれわれは何事をなし....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
は一晩中、うすい蒲団の中でゴロ寝の窮屈さと、子供を寒くないように窮屈でないように
眠らすために、寝返りをすることもできず、体が半分痺れたような痛さを我慢して、どう....