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眠れる獅子
「眠れる獅子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眠れる獅子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「語られざる哲学」より 著者:三木清
力を発揮してはたらけばはたらくほど、そのものの実在性と価値とは大である。まことに
眠れる獅子は吠ゆる犬に及ばない。誤りはその活動が正しき方向に向ってまたにおいて行....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
越後は寝ていた。僕には、あの時ほど越後が立派に見えた事は無い。それこそ、まさに、
眠れる獅子のように見えた。僕たちは顔を見合せ、ひそかに首肯き、二人一緒に思わず深....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
。家には利者《きけもの》の亀吉という養母が睨《にら》んでいる。そして何よりも――
眠れる獅子王《ししおう》の傍に咲く牡丹花《ぼたんか》のような容顔、春風になぶられ....