着帯[語句情報] »
着帯
「着帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
着帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「堺事件」より 著者:森鴎外
弁すべき詞がない。一同お請いたすと云った。 九人のものは流人として先例のない袴
着帯刀の姿で出立したが、久しく蟄居して体が疲れていたので、土佐郡朝倉村に着いてか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
のうちへ入ってしまわれた。 身ぎよめにお湯殿へ入る。お髪もむすぶ。 ご装束、
着帯。 そして宮は、冠台の冠を取ってさしあげる妃へ、いつになくこうお優しかった....
「放浪」より 著者:織田作之助
当代、ほかに労働の報酬だと二十一円戴いた。仙台の町で十四円出して、人絹の大島の古
着帯、シャツ、足袋、下駄など身のまわりのものを買った。知らぬ間に物価の上がってい....