睨み返す[語句情報] » 睨み返す

「睨み返す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

睨み返すの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
お浜は凄《すご》い目をして竜之助を睨みました。竜之助もまた沈み切った眼付でお浜を睨み返す。いつもならばここで癇癪《かんしゃく》が破裂して、生きるの死ぬのと猛《た....
夜長姫と耳男」より 著者:坂口安吾
お婆さんを見たのよ」 オレは云ってやった。 「あのバケモノの奴も今度の疫病神は睨み返すことができませんでしたかい」 ヒメはそれにとりあわず、静かにこう命じた....
南国太平記」より 著者:直木三十五
っていた。 「不届者が」 一人の士が、正面から、和田を睨みつけていた。和田が、睨み返すと 「斬るな。手取りに致せっ」 と、叫んで、その士は、門の方へ、走って....