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矢傷
「矢傷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
矢傷の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ものである。それが今やこの怪異をみせたので、李氏の一家は又おどろかされた。老女は
矢傷に苦しみながらも、まだ生きていた。 だんだん考えてみると、彼女に怪しい点が....
「葛の葉狐」より 著者:楠山正雄
すから、とても敵いようがありません。保名の家来は残らず討たれて、保名も体中刀傷や
矢傷を負った上に、大ぜいに手足をつかまえられて、虜にされてしまいました。 この....
「三国志」より 著者:吉川英治
が痛んだ。 さはいえ、敵の重囲のなかだ。孫堅は気を取り直して、血路を思案した。
矢傷の苦痛もわすれて二里ばかり歩いた。 やがて、逃げのびてきた味方を集めたが、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
とだ」 と、考えたに相違ない。 つかのま、ご一|睡もあって、みかどは左の肱の
矢傷を白布で巻き、ここからは怪しげなあじろ輿の内になって行かれた。 おなじく後....