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「知徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

知徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ものは英仏の文芸には通じても彼等を生んだ祖国の文芸には通じていないと称している。知徳合一 我我は我我自身さえ知らない。況《いわん》や我我の知ったことを行に移....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
が母とて白痴にもあらざれば、山木が底意は必ずしも知らざるにあらず。お豊が必ずしも知徳兼備の賢婦人ならざるをも知らざるにはあらざりき。されどおぼるる者は藁をもつか....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
命中傲然として何等の動的表現をなさむ。王の眼、眉、口等が無量の動的表現を以て王の知徳を国民に知らしむべく努力したるにも拘らず、国民の尊信は悉く王の鼻にのみ集中せ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
道徳律と別なものではないので、神話が正に夫であった。安岡氏によると、三種の神器は知徳勇を表徴するものであって、日本国土はただの自然的地理的土壌ではなく、〔国生み....
鬼退治」より 著者:下村千秋
て勘太郎を一番強い偉いものとしてあがめ奉った。 勘太郎は寺の住職となり、後には知徳すぐれた名僧となったということである。....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
だしここにあるなり。しかるにいま一時の術を用いて下民《かみん》を御《ぎょ》しその知徳の進むを待つとは、威をもって人を文明に強《し》ゆるものか、しからざれば欺きて....
京都学校の記」より 著者:福沢諭吉
子女ならん。工を勤め商を勧め、世間一般の富をいたすものも、この子女ならん。平民の知徳を開き、これをして公に民事を議するの権を得せしむる者も、この子女ならん。自か....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
度を同じくするものなりというにあり。今、世人の見るところによるに、日本の宗教家は知徳ともにはるかに西洋の宗教家に及ばずというも、この懸隔はひとり宗教家の間に存す....