石台[語句情報] » 石台

「石台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石台の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
涼亭」より 著者:田中貢太郎
※川の某山村の街路にある涼亭。それは街路の真中に屋根をこしらえ、左右の柱に添えて石台を置いて腰掛けとしたもので、その中を抜けて往来する者が勝手に休んでいけるよう....
」より 著者:岡本かの子
手を引き攫った。一丁ばかり墓地の奥まった処に少し開けた空地があった。腰かけられる石台が三つ四つ、青|楓の大樹が地に届くまで繁った枝を振り冠っていた。京子は茲へ来....
卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
錬は見えた、八郎の手は扇子を追って、六尺ばかり足が浮いたと思うと、宙で留めた。墓石台に高く立って、端然と胸を正したのである。扇子は炎をからめて、真中が金色の銀杏....
上海」より 著者:横光利一
ってしまっている後であった。 「おう。」アムリは堂々とした身体を振り向けると、宝石台の厚ガラスに片手をついて、山口と握手をしつつ明瞭な日本語でいった。 「しばら....