石底[語句情報] »
石底
「石底〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石底の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水垢を凝視す」より 著者:佐藤垢石
ているのと、いないのとでは味も異う。相模川にしたところが、厚木から下流の砂底や小
石底の場所を通過しているのを、漁って食べて見て、久保沢あたりから上流へ来た鮎に比....
「魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
庄裏まで遡りつくと、左へ曲がって烏川の水を慕う。烏川へ入ると、深さ一、二尺位の玉
石底に堀を掘って産卵するのであるが、岩鼻村地先まで達した鮭は、そこでさらに左へ曲....
「香魚の讃」より 著者:佐藤垢石
である。これを食っている鮎は、丸々とそして肉が締まって育って、さらさらと流れる小
石底に脚を埋め、沖の岩礁に鮎群を制する興趣は、他に類を求めることができぬ。 ま....
「水と骨」より 著者:佐藤垢石
して、舌の先で溶けてしまうほどである。 鰍は二月から三月へかけて、上流に近い玉
石底の矢倉石の裏に産卵するのであるが、水温が低くなって十二月半ばから、翌年の雪解....