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石油発動機
「石油発動機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石油発動機の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
いだあいだ》に挟《はさ》んでいた。 「神戸へ参ったのも、全くその方の用向なので。
石油発動機とか何とか云うものを鰹船《かつおぶね》へ据《す》え付けるんだとかってね....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
の休みもなしに、この遠い道を歩いて通った。二年生時分から巡航船という、河々を通る
石油発動機の船ができ、車夫が、この船を襲撃して大騒動を起したりしたが、速力がのろ....
「濁酒を恋う」より 著者:佐藤垢石
山の麓の村へ行ったところ、私の子供のときの収穫時の風景とは、まるで変わっていた。
石油発動機が庭の真ん中で凄い響きを立てて唸り、稲扱万牙も唐箕も摺臼も眼がまわるよ....
「野宿」より 著者:山之口貘
昼過ぎ頃は八重山なのである。八重山には港がなかった。船は沖に碇泊して、浜の方から
石油発動機船が乗客を迎えにくるのである。浜へおりて、まっすぐの道を行くと、一丁程....