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石蚕
「石蚕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
石蚕の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
実現してるものである。
パリーの地下は、もし中を透視し得るとするならば、巨大な
石蚕《せきさん》の観を呈しているだろう。古い大都市が立ってる周囲六里のこの土地に....
「夫人利生記」より 著者:泉鏡花
のちに思っても可思議なのだが、……くれたものというと払子に似ている、木の柄が、草
石蚕のように巻きぼりして、蝦色に塗ってあるさきの処に、一尺ばかり革の紐がばらりと....