石馬[語句情報] » 石馬

「石馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
はやはり午後八時前後、黄塵を沾《うるお》した雨の中に帽子をかぶらぬ男が一人、石人石馬《せきじんせきば》の列をなした十三陵《じゅうさんりょう》の大道《だいどう》を....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
こに都していた遼(契丹)代の陵墓で、周囲には古木がおいしげって、野草のあいだには石馬や石羊の横たわっているのが見いだされる。 伝えていう、月夜雨夜にここを過ぎ....
村芝居」より 著者:井上紅梅
ではなかった。それは一叢の松林で、わたしは去年遊びに来て知っていたが、今も壊れた石馬が河端にのめって、一つの石羊が草の中にうずくまっていた。この林を越すと、船は....
澪標」より 著者:外村繁
観音寺は西国第三十三番の札所である。西方の一峰は明神山と呼ばれ、その中腹に古刹、石馬禅寺がある。観音寺山と明神山との狭間の峠を、俗に「地獄越」と呼んでいる。観音....