石黄[語句情報] » 石黄

「石黄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

石黄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
名は硫黄|居士《こじ》と私がつけたが、親類の望みで二字に離してくれというので、硫石黄竹居士になった。私は臨終に嘘をついたのを、今でもちっとも悪いと思っていない。....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
に起こさせるものである。彼はごく古いがよくブラシをかけた丸い帽子をかぶり、粗末な石黄色の布地《きれじ》のすっかり糸目まですり切れてしまったフロック型の上衣をつけ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
うにかかっていた。室は狭くて天井も低く、一隅には空罎《あきびん》が積まれていた。石黄色の胡粉《ごふん》で塗られた壁は、所々大きく剥落《はくらく》していた。奥の方....