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研究員
「研究員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
研究員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「階段」より 著者:海野十三
意見を叩いてみた。友江田先生は大学に籍がありながら、同時に研究所にも席がある特別
研究員だったから研究所の様子はよく知っている筈だった。 「……いいでしょう。君さ....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
れでは。――相良さん。御依頼の件の御報告をいたします。口で申上げるよりも、根賀地
研究員のおさしず通りにやって下さるのがいいと思います。じゃ根賀地君。順序通りにや....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
・インステチュートの名誉顧問であり、独国のテクニッシェ・ライヒサンスタルトの名誉
研究員であり、1940年に東京で開かれる万国工業会議には副総裁に任ぜられることに....
「地球盗難」より 著者:海野十三
案内で、大隅学士は秘密のミクロン電波送受信機の前に近よることができた。三人ほどの
研究員が、熱心に機械の調子を合わせている。 台長の紹介で、大隅学士は一同と知り....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
電室が、調査団の部屋に用意されてあったが、そこには団長ワーナー博士を始め有能なる
研究員たちが、めいめいの観測装置にぴたりと寄添って、さてこれから如何なる異常現象....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
は先刻警察の方が来られて調べてゆかれたので、私も聞いていましたが、一人は爬虫館の
研究員の鴨田兎三夫という理学士医学士、もう一人は小禽暖室の畜養主任の椋島二郎とい....
「街の探偵」より 著者:海野十三
人を迎えた。 軍医はすぐさま、寝台の上に寝かした病人の診察にとりかかった。 『
研究員、松下清太郎。三十一歳――か』と軍医はひとりで肯いていたが『よし、酸素吸入....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
ていった。母親にことわって、隆夫は外出した。彼が足を向けたのは、電波物理研究所で
研究員をしている甲野博士《こうのはかせ》のところだった。若い甲野博士は、電波の研....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
と謂って好い。僕は、当時の「還学生」の名より「留学生」の名を好んだごとく、「在外
研究員」の名を厭うて、自ら「留学生」と謂っていたのであった。僕はみずから寂しい時....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
。しかし、獨逸学協会学校の方はやめていたし、これは学問的のしごとでもあったので、
研究員として満鉄から嘱託せられるのではなく、シラトリ先生の私的の助手のような形で....
「学問の自由」より 著者:寺田寅彦
。これも理屈はともかくこの世の事実である。 営利会社の内部に設けられた研究室の
研究員も、大体において、その会社に有利な結果の出そうな研究をするのが普通である。....
「学界の純粋支持者として」より 著者:戸坂潤
る世界のことだとすると、私は今日では全く学界の外の人である。私は研究所の嘱託でも
研究員でもなければ、大学の教室の助手でも助教授でもない。私は所長や教授会の御気嫌....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
d in the Soviet Union, 1932 による)(多くの研究所の
研究員の発明に就いては当該研究所又は会社が特許権を所有する約束にしてある)。――....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
会は主に経済学の権威ある研究をするらしく、転向した有名な某氏が研究主任で積極的に
研究員を勧誘していると聞いている。 文部省になると併しもっと用意周到である。文....
「読書法」より 著者:戸坂潤
して調査を行ないたるものなく、研究上不便を感ずること尠からざるにより、本研究室は
研究員経済学士鍋島達君に其の調査を命じ、爾後約二ヵ年の日子を費して之を完成するこ....