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「砲隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

砲隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
に私は入営をした。(この時分から伊藤は蒲田に移り住んでいたようである。)広島の野砲隊、三カ月の補充兵役である。 入営の前夜、広島の盛り場で見送りにきた父と二人....
火星兵団」より 著者:海野十三
木から、偵察を命ぜられた宇宙艇だった。 「どこにいる? 人間隊は? そうしてガス砲隊は?」 偵察の艇は、山を一つ飛越えて、しきりにその向こうを探しまわっていた....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
┌─防空飛行隊 ┌直接機関┤─高射砲隊 (軍部担当) │ │─高射機関銃隊 ┌積極的防....
空襲警報」より 著者:海野十三
彼をおどかすためにいっているように思えてしようがなかった。 ――義兄さんは高射砲隊長だから、きっとS国が空襲してくる夢ばかりみているのだろう。―― と、旗男....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ある飯坂上等兵だった。 「友軍の機影観測が困難になりましたッ」 「うむ」 高射砲隊長の東山少尉は、頤紐のかかった面をあげて、丁度その時刻、帝都防護飛行隊が巡邏....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
大したことはなかった。 「上陸第一歩に際し、イギリス官憲のみならず、イギリス高射砲隊からもこの鄭重なる挨拶をうけようとは、余の予期せざりしところである」 と博....
昨日・今日・明日」より 著者:織田作之助
当時の言い方に従えば、○○県の○○海岸にある第○○高射砲隊のイ隊長は、連日酒をくらって、部下を相手にくだを巻き、○○名の部下は一人残ら....
勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
《ひのき》のまばらに生えているもう一つの丘があった。そこには、同じ五十五師団の野砲隊が、野営をしていた。翌朝、広い平原の上に夜が明けると、白い霧がいっぱいに、土....
光は影を」より 著者:岸田国士
である。ところで、今日久々で会つたバイロンは、幹部候補生から砲兵中尉になり、高射砲隊の中隊長までやつていたというのに、やはり、神経質で空想的で、なかなかのスタイ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
て来て、いよいよ人数の出張があることを告げた。そのうちに二十八人の番士と十九人の砲隊士の一隊が諏訪から到着した。別に二十九人の銃隊士の出張をも見た。大砲二百目|....
近藤勇と科学」より 著者:直木三十五
「卑怯《ひきょう》なっ」 と、一人が、赤くなった眼で、敵を睨んだ。 「味方の鉄砲隊は?」 「ここは、新撰組一手で戦うと云ったから、墨染の方へ廻ったらしい」 「....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
がかりとなって吶喊《とっかん》の声を揚げる。縦隊を少し右へ離れて運動場の方面には砲隊が形勝の地を占めて陣地を布《し》いている。臥竜窟《がりょうくつ》に面して一人....
だいこん」より 著者:久生十蘭
というんだろう。手のつけられない気取り屋どもだ。 うちのうしろの高台にある高射砲隊の抗戦派の隊長は、兵隊を集めてご放送をきかせたが、最後までどういうことをおっ....
飛行機の下の村」より 著者:宮本百合子
振り振りモッコの片棒担いでいる。 附近に陸軍飛行機学校、機関銃隊、騎兵連隊、重砲隊などがある。開墾部落はその間に散在しているのだ。 南京豆と胡麻畑の奥に、小....
堺事件」より 著者:森鴎外
いたが、後には平常の通心得べしと云うことになった。射撃したと答えたものの所へは、砲隊組兵卒に下横目が附いて来て、佩刀を取り上げた。この人達の耳にも、死刑になると....