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「破毀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

破毀の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
りかた》もあったものをと口惜しそうな顔をした。林道開拓のため、途に当った古墳は、破毀《はき》されたのである。もう今ごろは石の砕片《きれっぱし》、一ツなかろう、仮....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
オランダ総督たりしモーリス公は、ゴマリスト党に与《くみ》して、兵力をもって憲法を破毀し(Coup d' etat)、グローチゥスら反対派の人々を捕えて獄舎に下し....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
待の事実なぞが、一般社会に重大視される事になりますと、現代の精神病院は一つ残らず破毀されて、世界中に精神異状者の氾濫が起るかも知れない事実が想像され得るのであり....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
ころで十五日間の遅滞。大臣はその書類の存在さえ知らないが、それでも、検討後それを破毀院《はきいん》へ回付するものとされている。 破毀院で、類別や番号づけや登録....
科学時潮」より 著者:海野十三
第六五一七号|拒絶査定不服抗告審判事件ニ付査定スルコト左ノ如シ。 主文。原査定ヲ破毀ス。 飯粒ノ附着セサル弁当箱ハ特許スヘキモノトス。」 「飯粒の附着せざる弁当....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
、右の如き推理の当然の結果であると思われる。 これらの困難を考えてみると、貞操破毀に伴う恥辱が、男子よりも婦人の場合に大きい自然的理由が明かになる。婦人が自分....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
ら我慢もなるが、社外の人に手数を掛けたり多少の骨折をさせたりした事をお関いなしに破毀されてしまっては、中間に立つ社員は板挟みになって窮してしまう。あるいはまた、....