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硝酸銀
「硝酸銀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
硝酸銀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
天井ほどの大きな敷き布」と彼女は言っていた。塩化洗滌薬《えんかせんじょうやく》と
硝酸銀とを腐蝕部の奥まで達せさせるのも、容易なことではなかった。危険の間、ジルノ....
「紅色ダイヤ」より 著者:小酒井不木
」 俊夫君は棚から、指紋を採る道具を出してきて、紙の縁のところに八パーセントの
硝酸銀を塗り、窓際において日に乾かせました。しばらくすると、不完全な一つの指紋が....
「印象」より 著者:小酒井不木
T氏に異変を告げさせました。そうして私は、規則として、赤ん坊の眼病を防ぐために、
硝酸銀の溶液を滴らすべく、はじめて赤ん坊の右の眼瞼をあけたのであります。 その....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
ておぼつかない、カーテンを洩るる光のなかに病むものの悲哀にうちしおれていました。
硝酸銀でやかれたので傷が痛みます。耐え忍ぶことの尊さを知った私は、それでも眼を閉....