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「確率論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

確率論の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
るには充分であろうと思う。 世界じゅうの人間の元祖が一つであろうという事は単に確率論的の考察からもいちばん考えやすい事であるが、今ここで軽々しくそういう大問題....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
のは、できあがった最後の形が静的だという意味である。 昔、自分らの学生時代に、確率論の講義を聞かされたときに「理由欠乏の原理」と「理由具足の原理」との話があっ....
藤棚の陰から」より 著者:寺田寅彦
。しかしそういうめったに起こりそうもないことが実際に起こることがあるというのが、確率論のまさしく教えるところである。してみるとこれは不思議でもなんでもないとも言....
断層顔」より 著者:海野十三
「またおじさまの経験論ですか。それは古いですよ。統計なんておよそ偶然の集りです。確率論で簡単に片附けられる無価値なものですよ」 「条件をうまく整理すれば、そんな....
金属人間」より 著者:海野十三
いように感ずる。これはいったいなぜであろうか。 一言でいうと、世の中の人々は、確率論をまもる学者よりは、ずっと正しく、運命を理解しているからだ。すなわち運命が....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
から出発していたのである」とさえマルクスはエンゲルスあての手紙で述べている。――確率論は全く宮廷人の賭博の必要から発達したということも一つの参考になるだろう。一....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
がプロバビリティーではなく、又第二にプロバビリティーに基くことはそれだけでは何も確率論や誤差論に基くことにはならない。でこの場合の確率的なものはまだ本当は統計的....
誰が何故彼を殺したか」より 著者:平林初之輔
て、ひとり今度の事件だけに関するものではないのである。私の論拠は、統計学あるいは確率論 calculus of probability に基づくのである。 第....