磯巾着[語句情報] » 磯巾着

「磯巾着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

磯巾着の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「放浪の宿」より 著者:里村欣三
にも受取れた。だが、その何れでもなかった。彼の眼は、無料宿泊所の新らしい木札に、磯巾着のように吸いつけられたのだ！ かすかではあるが、疲れ切った若者の顔には生色....
「鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
が、鯛は自然に生活しているこのほかに榮螺、宿借、蛤、浅利、蟹、牡蠣、ウニ、ユウ、磯巾着、海藻、人手など、そのほか、なにを食べているか分からない。随分硬い歯、殊に....
「レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
処にもころがっておりました。破船の板や丸太や縄切れや、ブリキが岩の間に落ち散り、磯巾着が取りついているのでござります。そして餌をあさりかねた海鳥が、十羽も二十羽....