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祖国
「祖国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祖国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
はく》に触れたことはない。殊に彼等の或るものは英仏の文芸には通じても彼等を生んだ
祖国の文芸には通じていないと称している。
知徳合一
我我は我我自身さ....
「或る女」より 著者:有島武郎
者としてその仲間の牛耳《ぎゅうじ》を取るようになり、露国や米国に向かってもらした
祖国の軍事上の秘密はなかなか容易ならざるものらしかった。倉地の気分がすさんで行く....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
もさしつかえないことなどと、厳しい注意をこまごまとうけたのであった。 「誓って、
祖国のために!」椋島技師は、燃えるような眼眸を大臣の方に向けて立ちあがると、こう....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
した。 彼がそれから簡単に僕に送って来た信号の文句は僕を一層驚かせました。彼は
祖国の危険を報ずることが出来て大変嬉しいこと、尚これから先も敵国人の行動を報告す....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
本艦の任務は、僚艦一〇二及び一〇三と同じく、米国の大西洋艦隊が太平洋に廻航して、
祖国襲撃に移ろうというその直前に、出来るだけ多大の損害を与えんとするものである。....
「海底大陸」より 著者:海野十三
の洋上に船をのりかえることになった。彼はもう海軍の軍人のように、挙手の礼をもって
祖国の駆逐艦に別れをつげた。 スミス警部は、やがてフランス汽船ルゾン号上の人と....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
たが、こうなったら引込むわけにもいかないので、 「真暗でも、外が見たいのだ。僕の
祖国にはいつも暗黒の夜空を仰いでは、詩作に耽っていた文学者があった。僕がその人で....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
んの邪魔をしまい。私は、傍観者だ」 「あたしは、あなたを信じます。あたしたちは、
祖国ドイツを光栄あらしめるために、生命を捧げて、今最後の職場につくのです。邪魔を....
「火星兵団」より 著者:海野十三
に、アジヤ大陸の一部が、ぼんやりとした輪郭を雲間から見せているが、あのあたりに、
祖国日本の国があるのだ。それも、もう間もなく見られなくなるのである。
千二少年....
「火薬船」より 著者:海野十三
ろう。ねえ、船長。それをやってみようじゃないですか」 なにしろ血の気が多くて、
祖国日本をとびだした連中のことだから、平靖号が、ここでノールウェー汽船の雇船にな....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
仕事だろうか?) と、ただ眼を瞠るばかりである。 士官候補生たちもよく見た。
祖国を出るまえ靖国神社参拝のとき見た東京駅なんか、くらべものにならない。 飛行....
「空襲警報」より 著者:海野十三
歩いて下さい。この方角は駅の前へ出ます。……さあ、皆さん元気で、頑張って下さい。
祖国のために……」 群衆のざわめく姿が、火事を照り返した空のほの明るさで、それ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
動の政治を抬頭せしめ、一面、共産党に跳梁の間隙を与え、左右全体主義への道を開き、
祖国と民主主義を危機に直面せしめておるのであります。民族の生気をとりもどし、国民....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
ろに僕は同悲のこころを見て採り、そしていっそう自身を惨めに感じることだろう。僕の
祖国の美しい景色へ僕を引き寄せるものは何か? いっそうよい地位に対する僕の希望以....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
千三百万、フランス二千万、英国は九百五十万の人口を有していたのである。 大王は
祖国を欧州強国の列に入れんとする熱烈なる念願のため、軍事的政治的に最も有利なるシ....