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祝祭日
「祝祭日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祝祭日の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
うちは大祭日に限られていたが、後には暦に十字架のしるしさえ出ておれば、教会だけの
祝祭日だろうが何だろうが、とんと見境いなしに喰い、酔うようになった。その点では父....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
はおのおの一人の従者を連れて巡視かたがた見物していた。土人にとっては今日が最大の
祝祭日なのだ。着かざって乱舞している。その祝宴のまッさい中、かの露国陸軍少佐は、....
「入院患者」より 著者:ドイルアーサー・コナン
ウス・シーの海岸にある砂浜にあこがれていた。帳尻の合わなくなった銀行勘定が、私に
祝祭日をのばさなくてはならないようにしてしまったのである。――けれどもホームズに....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
計画は平日を標準として、少しく内輪にすることであります。近くに野球場があるとか、
祝祭日とかにて平日に倍する客のある事を目当てに手広く設計する事は絶対にしてはいけ....
「吊籠と月光と」より 著者:牧野信一
図などが染出された木綿の長襦袢《ながじゅばん》のようなものである。祝着というても
祝祭日に着るわけでもない。村人は薄ら寒い夕べの散歩時にも、部屋着にも、四季の別ち....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
あんばいに割りふられている。これは古くから自然にそうなったか、ただしはまた近頃の
祝祭日のように、昔も評議をして人がきめたものであろうか。もしきめたとすれば発頭人....