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祝賀
「祝賀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祝賀の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
る。ある上役《うわやく》や同僚は無駄《むだ》になった香奠《こうでん》を会費に復活
祝賀会を開いたそうである。もっとも山井博士の信用だけは危険に瀕《ひん》したのに違....
「或る女」より 著者:有島武郎
島丸《えじままる》もまじっていた。まっさおに澄みわたった海に対してきょうの祭日を
祝賀するために檣《マスト》から檣にかけわたされた小旌《こばた》がおもちゃのように....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、B29其の他百数十機、頭上すれすれに、ぶんぶん飛びまわる。 ◯サイパン放送局の
祝賀音楽聞こえる。 アナウンサーは「今上陛下」という言葉を使う。あたり前のこと....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
な理屈《りくつ》はどうでもよかったのである。夜は更けていたが、親子三人水入らずの
祝賀《しゅくが》の宴がそれから催《もよお》された。隆夫も、父親治明博士も、母親も....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
食事を済ますと、すぐさま圧搾空気軌道の管の中に入り、三分四十五秒ののちには、記念
祝賀会場たるネオ極楽広場の人混みの中に立っていた。 梁首席の巨躯が、壇上に現れ....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
いたのは、仮装行列の催であった。有志と、二重圏点、かさねて、飛入勝手次第として、
祝賀委員が、審議の上、その仮装の優秀なるものには、三等まで賞金美景を呈すとしたの....
「呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
る。私は先生の教室に入れていただいてから、既に十年を経過した。先生|莅職廿五年の
祝賀会を挙ぐるにあたって、先生の偉大さ先生の本質を申す者には、同門の先輩中その人....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
、涙のように濡れて見えた。
「お狂言師の嘉門様は、はいはい名人でござりますとも。
祝賀物をやらせても、鬼神天狗物をやらせても、片輪、いたずら、悪気のない物、争い物....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
劇場の文芸顧問として、演劇の実際的知識を養ったベルゲン市などを巡遊しつつ、盛大な
祝賀会を催すそうであります。またオスロ大学の主催でイプセンに関する特別講座が開か....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
はその親族、朋友らからして酒肉あるいは衣服または銀子等の贈物をして来る。で、その
祝賀のために来たところの人々にはこっちでも茶、酒、米飯、肉等いろいろの饗応をしま....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
も酬いられ、ついに運命の潮はわがほうへ逆流し始めたのである。彼はチロオヌに与える
祝賀と激励の手紙を口述して筆記させ始めた。手紙は、援軍の即時派遣を約束し、異教徒....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
はとかくに圧倒せらるるの観あり。 ○十二月三日より七日間、市村座創業二百五十年の
祝賀として、諸芸有名会を開く。 ○二月、日露戦争開く。 ○三月十六日、清元延寿翁....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
長い年月の間お前の事は忘れていたが、
今その箱の中から出てもらおう。
己の先祖が
祝賀の宴を張った時には、
お前は光り耀いていて、一人が一人へ差す毎に、
蹙んだ客....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
死は一つの変化です。私はあなたが一段の進化を遂げるために死の運命に出遇ったことを
祝賀します。死は一つの淘汰です。神は人間を淘汰する権利があります。あなたの死をあ....
「料理の秘訣」より 著者:北大路魯山人
匁というところだ。それから上は大味で、美味いもの食いには駄目だ。もっぱら大臣就任
祝賀用だ。むしろ、小さいほうに取得がある。たいの背中を指で圧して、グミグミと肉の....