神ぞ[語句情報] » 神ぞ

「神ぞ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神ぞの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
江戸川乱歩氏に対する私の感想」より 著者:夢野久作
、それから後の事でした。羽志主水氏の「監獄部屋」に両手を握り合わせ、城昌幸氏の「神ぞ知ろし召す」に襟を正し、渡辺温氏の「可愛相な姉」に素敵を叫けび、小舟勝二氏の....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
る。 翁は「ホラホラッ。それで鏡に見えるかッ」とか、「鬼ぞ鬼ぞ。地獄の鬼ぞ。鬼神ぞ神ぞ。ヒョロヒョロ腰の人間ではないぞないぞ」と皮肉を怒号しながら滅多無性に....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だろう。ああいう特殊な病との闘いの形でだけそれを見たように思っておどろく、何の精神ぞや、と思っていた。何と動物的に無自覚に命をもっているのだろう(そういう病でハ....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
船員たちに手本を示すために、元気よく、平静をよそおっていなければならない。しかも神ぞ知ろしめす。――わたしの心は、しばしば甚だ重苦しい状態にあることを――。 ....
知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
くに、路の右手に大なる鳥居立ちて一条の路ほがらかに開けたるあり。里の嫗に如何なる神ぞと問えば、宝登神社という。さては熊谷の石原にしるしの碑の立てりしもこの御神の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
常にいって、ひたすら上泉伊勢守信綱の徳を忘れなかった。 「伊勢殿こそ柳生家の護り神ぞや」 口ぐせに、彼のいうとおり、彼の居間の棚には、常に、伊勢守から受けた新....