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「神学校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

神学校の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
人神戸牧師を訊問した。 神戸牧師は支倉の妻が自己の教会員だった関係から、支倉が神学校に這入る時の保証人となったのが彼との交渉の始めで、小林貞の事件には止むなく....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
意外、病勢は急転直下、僅かに二十時間にして彼女は去る。 盛大なりし葬式(ユニオン神学校に於ける)は、彼女と予とを永しえに結ばん為めの結婚の式なりき。多く言わず、....
海流」より 著者:宮本百合子
・ソーヤーなんかが理事会でごねたらしい。勿論民公がたきつけているのさ」 「ここは神学校じゃないわ」 激しく一人が云った。 「三田先生を惜しがるのがいけないんな....
一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
んとニコライの友情に美を感じ、その死をも美しいと思う。 天保さんの結婚神学校、司教の息子、いつまで経っても卒業せず。シベリアへ通弁。青森の大金持の男、....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ャをフョードル・パーヴロヴィッチの手に残して、貧困のために零落しかかっているある神学校出の教師と手に手をとって家出をしてしまった。フョードル・パーヴロヴィッチは....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
たしはその頃まで、世間に出たことがありませんでした。わたしの世界は、学校の壁と、神学校関係の社会だけに限られていました。それで、わたしは世間でいう女というものに....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
四十格好の人で、教養も深く、自由な精神と広い知力とをそなえていた。昔はある大きな神学校の聖書解釈の教師をしていたが、最近になって、その近代的な精神のためにローマ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
所在地にはその一群の幕僚がある。多少とも勢力のあるあらゆる司教の近くには、紅顔の神学校生徒らの斥候がある。彼らは司教の宮殿内において巡邏《じゅんら》をなし秩序を....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
線的なものがあって、きっぱりと口をきく時には軍人らしい趣となり、十字を切る時には神学校生徒らしい趣となった。話が上手で、学者と思われることもあった。けれども、小....
わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
母はクラヽ、貧乏な武士で、両親共に殉教者であつたといふが、彼は少年時代から有馬の神学校で育ち、欧羅巴人と同じぐらゐラテン語を達者に話した。一六二二年、宗教的地位....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
村さまの御子息の小六さまと仰有る方が、井戸の水音をおききだったのです。小六さまは神学校の生徒で生マジメなヤソ教徒で、毎夜のように深夜二時ごろまで勉強なさるので有....
決闘」より 著者:神西清
ン、もう一人は、司祭の老人が療養に出かけている間の代理にこの町へ派遣されて来た、神学校を出たばかりのポビェドフという補祭である。二人とも昼飯と晩飯で月に十二ルー....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
の心を乱して無沙汰した詫びをして永い手紙を出しましょう。私は秋からはカソリックの神学校のようなところに身を置きたく思うのですが、僧侶としてのマナーや、儀式や古い....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ーマ宗には左の寺院、僧侶あり。 大教正 七人 教正 二十二人 僧長 二人神学校 四十六 教員 二百三十人 生徒 二千七十八人 僧坊 四百六十一 ....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
日によって減ったり増したり、はかばかしくなかった。 夏休みも終わるころ、大浦の神学校からお見舞いにといって水瓜を一つおくられた。ありがたくて涙が出た。これでむ....