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神宮
「神宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
ますよ。――おお、いろいろな物が並んでいますな。」
母の枕もとの盆の上には、大
神宮や氏神《うじがみ》の御札《おふだ》が、柴又《しばまた》の帝釈《たいしゃく》の....
「或る女」より 著者:有島武郎
とその旅館の女中が四五人早じまいをして昼間《ひるま》の中を野毛山《のげやま》の大
神宮のほうにでも散歩に行くらしい後ろ姿を見た。そそくさと朝の掃除を急いだ女中たち....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
いようでございますね。 有っても一向|心懸のございません僕なんざ、年の暮に、太
神宮から暦の廻りますまでは、つい気がつかないでしまいます。もっとも東洋とだけで、....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ある。日本に於ける天才の一人である大橋為次郎翁は、皇紀二千六百年記念として、明治
神宮の近くに発明神社を建て、東西古今を通じて、卓抜な発明によって人類の生活に大き....
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
りの弟たちからのもので明日の水泳大会を見るために兄さんがおっしゃるとおり十時半|
神宮外苑の入口へ行っていると書いてあり、今一つはみどりの父からの手紙で、例によっ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の建物にも損傷あり、まもなく消し止めた。両陛下と皇太后陛下は御無事とのこと。明治
神宮は本殿と拝殿とが炎上した。鈴木首相の放送に「敵は計画的にこの暴挙をなした」と....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
た。 四月の半ば頃に、全校の生徒が、修学旅行で大和巡りに出かけた。奈良から橿原
神宮に詣でて、雨の中を吉野山に登って、何とかというお寺に泊った。第二期生だけがほ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
赤鉛筆ですうっと線をかいた。 「この方角です」 その方角というのは千葉県の香取
神宮のそばをとおり、茨城県にはいって霞浦と北浦との中間をぬけ、水戸の東にあたる大....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
遊ばしませぬと、お泊が難しゅうござりますので。 はい、いつもまあこうやって、大
神宮様のお庇で、繁昌をいたしまするが、旧の大晦日と申しますと、諸国の講中、道者、....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
すると、二た通りあるように存じます。一つはすぐれた人霊を御祭神としたもので、橿原
神宮、香椎宮、明治
神宮などがそれでございます。又他の一つは活神様を御祭神と致した....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
りした。が、何か心臓をしめられる感じは去らなかった。 緑いろのタクシイはやっと
神宮前へ走りかかった。そこには或精神病院へ曲る横町が一つある筈だった。しかしそれ....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
を出て、思い思いに三方に散った。 八 いよいよ暗闇祭の時は来た。
神宮|猿渡何某が神殿において神勇の大祝詞を捧げ終ると同時に、燈火を打消し、八基の....
「人間山中貞雄」より 著者:伊丹万作
平安
神宮の広場は暑かつた。紙の旗を一本ずつ持つた我々は脱帽してそこに整列していた。日....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
計に陥められて危なく川底へ沈められようとし、左母二郎に宝刀を摩替えられようとした
神宮川というは古名であるか、それとも別に依拠のある仮作名であるか、一体ドコを指す....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
邪魔をするんだろう」などと冗談を言うような有様であった。 昭和二年の晩秋、伊勢
神宮に参拝のとき、国威西方に燦然として輝く霊威をうけて帰来。私の最も尊敬する佐伯....