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神魂
「神魂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
神魂の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
守れる。世には情《なさけ》ある男も少からぬものをと云う。しかもその声を聞く毎に、
神魂たちまち恍惚として、恋慕の情|自《おのずか》ら止《とど》め難し。さればとてま....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
のひかりで窺うと、女はまことに国色(国内随一の美人)ともいうべき美人であるので、
神魂飄蕩、われにもあらず浮かれ出して、そのあとを追ってゆくと、女もやがてそれを覚....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
がした! 「はーッ」と頼母は、思わず呼吸を引いた。武士によって鳴らされた鍔音が、
神魂に徹ったからであった。 猛然と頭巾が逼って来た。頭巾の主の体が、怒濤のよう....
「音に就いて」より 著者:太宰治
アンという短篇小説である。たいへん難渋の文章で、私は、おしまいまで読めなかった。
神魂かたむけて書き綴った文章なのであろう。細民街のぼろアパアト、黄塵白日、子らの....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
之後也。 山城国皇別 間人造 間人宿禰同祖誉屋別命之後也。 左京神別中 間人宿禰
神魂命五世孫玉櫛比古命之後也。 と見えている。この最後のものは、前引の天神本紀....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
十七八の紅裙翠袖の美人で、月の光にすかしてみると韶顔稚歯の国色であるから、喬生は
神魂瓢蕩、己で己を抑えることができないので、女の後になり前になりして跟いて往くと....