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祠堂金
「祠堂金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
祠堂金の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
あれ》はね婆《ばア》さまが死んだから其の白骨を本当の紀州の高野へ納めに往くって、
祠堂金《しどうきん》も沢山持ってる様子だ、お累さんもあゝいう死様《しによう》をし....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
よ」 「どうしてまたそれを知ってじゃ」 「いるんですよ、一匹この街道にね。それも
祠堂金ばかり狙う女スリだっていうんですがね、三十位の大年増に化けたかと思うと、十....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
服を着用しても苦しくないか。神社仏寺とも古来所伝の什物、衆庶寄付の諸器物、並びに
祠堂金等はこれまで自儘に処分し来たったが、これも一々教部省へ具状すべき筋のもので....
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
たびたび》下駄を取られそうになりながら、それでも迷わずに先祖代々の墓の前へ出た。
祠堂金《しどうきん》も納めてある筈、僅ばかりでも折々の附け届も怠らなかった積《つ....