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禁戒
「禁戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
禁戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
魂に近づくを予防す。ただし虎も蛇も時に地獄悪人の魂を驚かすと信ぜらると、仏経にも
禁戒具足しいまだかつて行欲せざる浄行童女善比丘尼を犯し破戒せしめた者、死して大焦....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の違いもあるべきが、支那より西に当って蛇を食う民を捜すと、『聖書』に爬虫類を啖う
禁戒あれば、ユダヤ教やキリスト教の民でまずはない。しかるに回教を奉ずるアラビア人....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
集』四の二)、日本に清僧は一疋もなく従って鑑識もその用を要せぬからだ。誰も頼まぬ
禁戒など守ってそんな僧たちに讃められてからが縁の下の舞いと気が付いたところへ、折....
「ピタゴラスと豆」より 著者:寺田寅彦
に悪いとか安眠を害するとかいうだけではなくて、何かしら信仰ないし迷信的色彩のある
禁戒であったであろう。 このピタゴラスの話がまるで嘘であるとしても、昔のギリシ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
裟《けさ》をたもちたいということを法然に頼んで来たから法然もその志をあわれんで、
禁戒《きんかい》の旨を記してやり、袈裟もやり、尊願という法名も附けてやった。その....