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「禍事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

禍事の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
物高成《ものたかな》して神祈《かむほぎ》に祈ぎ給へば、はや納受《きこしめ》して、禍事咎祟《あしきこととがたた》りはあらじものをと、祓ひ給ひ清め給ふ由を、八百万神....
随筆難」より 著者:寺田寅彦
以上は自分が今日までに感じた随筆難のありのままの記録で、云わば甚だ他愛のない「筆禍事件」の報告と愚痴のいたずら書に過ぎないが、こんなことまで書くようになるのもや....
次郎物語」より 著者:下村湖人
適任者を物色していたところだった。そこへ、たまたま朝倉先生の五・一五事件批判の舌禍事件が発生し、つづいて教職辞任となり、そのことで二人の間に二三回手紙をやり取り....
歌麿懺悔」より 著者:邦枝完二
主立った版下は、殆ど亀吉の鑿刀を俟たないものはないくらいであった。 一昨年の筆禍事件以来、人気が半減したといわれているものの、それでもさすがに歌麿のもとへは各....