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「私兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

私兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
でも、比較的イタリヤやドイツのファシズム典型に近いものであって、その社会的結束や私兵的活動や、又非立憲的〔直接〕行動やが、それを特徴的に物語っている(〔少壮将校....
三国志」より 著者:吉川英治
も、官爵はない。勇はあっても、官旗を持たない。そのために玄徳の軍は、どこまでも、私兵としか扱われなかった。 (よく戦ってくれた)と、恩賞の沙汰か、ねぎらいの言葉....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。ましてしかるべき武歴でもあれば、どしどし召抱えて、邸内の侍長屋や兵舎に入れ、私兵として、唸るほど飼っていたのだった。 「おい、町にはまだ、怪しからんやつがお....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
際であったから、彼らは自然武芸を錬磨して、自ら衛るの必要があり、ここに国法以外の私兵が生じた。これすなわち武士である。 既に主従関係が生じてみれば、その従者た....