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私金
「私金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
私金の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出の記」より 著者:小泉節子
く買おう買おうとするのを、少し恐れてこう返事を致すのでございます。すると『ノウ、
私金の話でないです。あの絵の話です。あなた、よいと思いますか』『美しい、よい絵と....
「縮図」より 著者:徳田秋声
たんだけど、どこへ行ったんだか、お出先でも知らないというんでしょう。」 「あら、
私金扇(鳥料理)からお客と涼みに行ってたのよ。」 そのころ日比谷や池ノ畔、隅田....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
ようだった。お妾さんは平然と三味線を弾いている。スッとした女なり。
「お姉さん!
私金沢へ帰るのよ、パパからの言伝《ことづ》けなの、そこはねえ、皆他人なんですのよ....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
くは先月わが慶応義塾にも一事あり。華族|太田資美《おおたすけよし》君、一昨年より
私金を投じて米国人を雇い、義塾の教員に供えしが、このたび交代の期限に至り、他の米....
「樹氷」より 著者:三好十郎
して? だって私は寝ながらそう考えていたのよ。もう東京へなんぞ帰らないで、ここで
私金吾さんにお百姓の仕事ならって、暮そうって――駄目? 金吾 いやあ、駄目と言う....