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秋の扇
「秋の扇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
秋の扇の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て面白いものなし。ところが妙なことで思い出しますが、戦国時代の一人の女のひとが「
秋の扇とすてられたらば」という意味の「怨歌行」という詩に、新しい斉《セイ》の※素....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
の料亭常磐などに待たせ……さて首尾よく澄江様を、連れ出すことが出来ましたら、妾を
秋の扇と捨て、澄江様を妾の代わりに……」 「何の彼如き鬼畜の痴者に、妹を、妹を渡....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
貞は、うれしく会って、 「そちたちは、運のいいやつだ。もしこよいを過ぎて来たら、
秋の扇か、日和の傘、用にもされず、自分でも、武運つたない者と悔やんだろうに」 ....