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秋霜烈日
「秋霜烈日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
秋霜烈日の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
曲なるに随はず。天命歴然として遁るゝ処なし」とある。少し仏法臭を帯びては居るが、
秋霜烈日の如き遺言である。名高い桜井の訣別の際の教訓にしてもそうだが、兎に角|斯....
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
も――」 「国政多難の昨今、廟堂に立つものにその位の敵あるは当り前じゃ。行けい」
秋霜烈日とした声だった。 斥けて対馬守は眼鏡をかけ直すと、静かに再び書見に向っ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ったか丹波、突然その釣瓶落しを振りかぶるが早いか、それこそ、秋の日ならぬ秋の霜、
秋霜烈日《しゅうそうれつじつ》のいきおいで、大上段に斬りつけたのです。 源三郎....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
激発した。 咄《とつ》、汝|腐儒《ふじゅ》。朕汝が望を許さん。 暴君の一令、
秋霜烈日の如し。白刃一閃、絶世の高士身首その処を異にした。 パピニアーヌスは実....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
◇ こんな風だったから翁が恐れられていた事は非常なものであった。実に
秋霜烈日の如き威光であった。 能の進行中、すこし気に入らぬ事があると楽屋に端座....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
られたもので、明治大正昭和に亘って思想界宗教界の巨人であった。ことにその厳として
秋霜烈日的なる人格は深く畏敬せられ、自ずと衆人に襟を正さしむるものがあった。そし....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
塔は秋のごとし」 といったりした。 また、その大塔ノ宮が一山の僧兵を指揮する
秋霜烈日ぶりや、ご自身も朝夕に、太刀|薙刀の猛訓練に一心不乱なお姿には、皆こうい....