秘戯[語句情報] » 秘戯

「秘戯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

秘戯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ば人の神を驚かしむとある由。予往年大阪の老いた薬商に聞いたは、虎皮上で竜虎采戦の秘戯をすると二人とも精神|茫空《ぼうくう》す熊胆を服めば本復すと。どうも啌《うそ....
地獄の使者」より 著者:海野十三
脂色の塗箱の引出の一つ一つに掛けられた。帆村の記憶にはっきり残ったのは、袋入りの秘戯画と、沢山の上質のみす紙とであった。 「おい帆村君。これを見なくてもいいのか....
艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
《えもん》竹へ自らその羽織を裏返しにして掛けたら何とその羽織の裏一面が巧緻な春宮秘戯図! ために、今までわずかしかつめらしい空気でありすぎたその一座が、たちまち....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
ず(浅草観音堂内奉納の絵額に一ツ家の姥《おうな》の図あり)。一度《ひとたび》その秘戯画に現はれたる裸体画を検するものはその骨格の形状正確にして繊巧を極めし線の感....
えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
の上の陰毛地帯,下なる窪みというのはむろん土手の下の窪みをさすわけだ.まさに閨房秘戯の図を詠んだ歌にちがいない. (29) ただし樺太ではこの水辺の魔女をトポチ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
が秘蔵しているおかしき草子を見せてくれたが、それはみな師直が一生に犯した女人との秘戯を書いたものであった。いちいち名まで記してあるが、さすが品は言いがたく著し難....