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秩父古生層
「秩父古生層〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
って、硫黄岳(別名焼岳)の一峰、白谷火山は、梓川の断層地に、割谷火山は、花崗岩と
秩父古生層の接触線に沿うて、いずれも噴出を始め、硫黄岳と共に、この乱峰の間を回転....
「雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
線新町駅に下車して藤岡、鬼石と過ぎ、冬桜で世に聞こえた三波川の合流点まで行けば、
秩父古生層が赤裸の肌を現わして、渓流に点在する奇岩に、釣り人は眼をみはるであろう....
「魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
ど、神流川や鏑川へ遡り込んだ鮎も、甚だ香気が高い。やはり、この二つの川の上流は、
秩父古生層に掩われているからだ。 であるのに、大正十五年以来、利根川の鮎は川田....
「水の遍路」より 著者:佐藤垢石
の想い出がある。 裏秩父と、御荷鉾とがはさむ渓谷には、深い神流川が流れている。
秩父古生層の洒麗な岩の間から、滴り落ちるこの川の水は、冷徹そのものである。鬼石の....