移乗[語句情報] » 移乗

「移乗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

移乗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
のじゃ。あの潜水艦を、何故早く射撃しないのじゃ。あれがマゴマゴしている裡に、旗艦移乗なんて、どうして出来るものか」 司令塔の外へ出てみると、混乱は更にひどかっ....
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
としたが、暗夜のため見つからず、先ず米国砲艦イロユイスに身を寄せ、翌七日開陽艦に移乗し、八日の夜抜錨して江戸に向った。 鳥羽伏見戦の第一夜の印象を『莠草年録』....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
よりは船で帰るが海気療法ともなるという意見が勝ったからだそうで、不思議に加茂丸へ移乗した時は担架で運ばれたほどの重態が出帆してから次第に元気を恢復して来た。末永....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
訪う。寒暖は六十度前後にして、往来の人みな外套を用う。午後十時、汽船ロンドン号に移乗して、アルゼンチン国首府ブエノスアイレス市に向かう。湾水濁りて、その色泥のご....