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移出
「移出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
移出の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
カムサツカに五千八百万罐、蟹工船に七百八十万罐、千島、北海道、樺太に九百八十万罐
移出していた。割合にして、カムサツカは圧倒的だった。 笠原は工場長のもとで「科....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
出により作られた間隙を見出すことはおそらく困難であろう1)。けだし、かかる不断の
移出と、不断の戦争による多くの人命の喪失と、罪悪その他の原因による人口増加に対す....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
一切を持ちながら異る政府と新しい法律とに身を委ねることを嫌う自然的性情は、資本の
移出を妨げるものであることを、示している。かかる感情は、私はそれが弱められるのは....
「外米と農民」より 著者:黒島伝治
やったりして、送ってもらっている者がだいぶあるとか。旱魃を免れた県には、米穀県外
移出禁止というような城壁が築かれてはいるが、表門は閉っていても、裏のくゞり戸があ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
由になった。そしてその消費するところ以上を産するスカニア州については、全く無税の
移出が認められた1)。この時に至るまで、南部諸州の農業は、輸送の困難と、いかなる....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
米が一両で、六斗だ。その高い米でさえ、品が少く、城代跡部山城は、大阪からの、米の
移出を禁止してしまった。それでも、一両で六斗だ。
天保三年に不作で、四年の米高....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ためにもなるという場合を除けば、彼らは移住するものではない、と安んじてよかろう。
移出の結果として労賃が騰貴するという不平は、一切の不平のうち最も不合理なものであ....
「蜻蛉返り」より 著者:佐藤垢石
秀逸なからすみ製造工場がある。そこで、卵を立派なからすみに仕上げて、これを長崎へ
移出するのだそうだ。 長崎ではそれに長崎産の商標を貼って、全国へ売りだすのであ....