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「稗官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

稗官の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
出世するとは取りも直さず神なき世となったのだ。ジョン・ダンロプ中世末のイタリアの稗官《はいかん》どもが争うて残酷極まる殺人を描くに力《つと》め、姦夫の男根を姦婦....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
れから先は一層酒に対してこたえが無くなるのではないかと思うと、ほんとうに心細い。稗官小説に――南海に虫ありて骨なし、名づけて泥といふ。水中に在れば則ち活き、水を....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
榜する史籍さえ往々|不穿鑿なる史実を伝えて毫も怪しまない時代であるから、ましてや稗官野乗がいい加減な出鱈目を列べるのも少しも不思議はない。馬琴自身が決して歴史の....