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稚魚
「稚魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稚魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「山上湖」より 著者:豊島与志雄
添木でとめて地面に定着さしてある。魚見の櫓だ。ここは姫鱒の人工養殖所で、孵化した
稚魚を湖水に放流すれば、育った親鱒は三年後に、その回帰性によって、放流された場所....
「魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
山麓六里ヶ原を流れる地蔵川へ流れ込む小渓流赤川には、山女魚と亜米利加系の紅鱒との
稚魚が棲んでいて、この味は、また別趣だ。 塩焼きが最もおいしいという評である。....
「若鮎について」より 著者:北大路魯山人
治川へ落ちて出ると、立派に成長するらしい。それかあらぬか、琵琶湖で孵化したあゆの
稚魚を地方の渓流へ放流すると、通常のあゆ通り立派に成長することが分って、近来は諸....