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「種蒔く人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

種蒔く人の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
、ゆんべの『種|蒔く人』の云ったことですか。」私は直覚を言葉に出して仕舞った。「種蒔く人。がどうだって構わないんです。僕だって、マルクスやレーニンに関心を持つこ....
中西氏に答う」より 著者:平林初之輔
前掲「文藝運動と勞働運動」の一文句に對して中西伊之助氏が「種蒔く人」八月號で猛烈に批難された。これはそれに對する回答である。讀者の中にも同....
『文芸評論』出版について」より 著者:宮本百合子
れるであろうと思う。 第一期一九一七―一八年頃から同二五―二六年。 (雑誌『種蒔く人』の発刊、『文芸戦線』の誕生、日本プロレタリア文芸連盟の結成等。) ....
『地上に待つもの』に寄せて」より 著者:宮本百合子
く因縁に立ち到ったことを私は一種の感動をもって考えるのである。 山田さんは、『種蒔く人』時代から日本のプロレタリア文学運動に参加して、本年二月ナルプ解散前後の....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
の、万人の福利を希うデモクラシーの思想につれて、民衆の芸術を求める機運が起って『種蒔く人』が日本文学の歴史の上に一つの黎明を告げながら発刊されたのは大正十一年で....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
た。一九二一年十月(大正十年)進歩的な若いインテリゲンツィアによって創刊された『種蒔く人』は当時唯一のプロレタリア芸術運動の組織的な雑誌であった。 この時代に....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
こなわれ『青鞜』に活躍した伊藤野枝は、大杉栄とともに憲兵に殺された。けれども、『種蒔く人』(一九二一年)によって芽ばえた無産階級の芸術運動は、その後、一歩一歩と....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、ゆっくりかまえていると、それはそうでしょう。 只今書いているのは「渦潮」、『種蒔く人』の時代から大正の終りまでです。この時代は一年一年が実に内容的ですね。お....
白い道」より 著者:徳永直
ボル」がいちはやく五高の学生に流れこんでくると、裂けめがおこった。「前衛」とか「種蒔く人」とか、赤い旗の表紙の雑誌が五高の連中から流れこんでくると、小野のところ....