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種類
「種類〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
種類の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
。だからもちろんその方面の理解にも、乏しくないという自信がある。が、彼はそういう
種類の芸術には、昔から一種の軽蔑を持っていた。なぜかというと、歌にしても、発句に....
「不思議な島」より 著者:芥川竜之介
えながら、『困る、困る』と云っているのを見ました。――じゃ一番売れるのはどう云う
種類の野菜ですか?」
老人「それは神の意志ですね。どう云うものとも云われません....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
》が、まだ暮方《くれがた》の光の如く肉の落ちた顔のどこかに、漂《ただよ》っている
種類の人であった。が、同時にまたその顔には、貴族階級には珍らしい、心の底にある苦....
「煙管」より 著者:芥川竜之介
だんだん頭《かしら》を上げて、しまいには、じっと斉広の顔を見つめ出した。こう云う
種類の人間のみが持って居る、一種の愛嬌《あいきょう》をたたえながら、蛇が物を狙う....
「葱」より 著者:芥川竜之介
に違いない。こうお君さんは確信している。ではそのお君さんの趣味というのが、どんな
種類のものかと思ったら、しばらくこの賑《にぎや》かなカッフェを去って、近所の露路....
「路上」より 著者:芥川竜之介
西洋の恁《こ》うした画の講釈をし始めた。
「一概に春画と云いますが、まあざっと三
種類に区別するのが至当なので、第一は××××を描いたもの、第二はその前後だけを描....
「或る女」より 著者:有島武郎
た。だれいうとなく人々はその一団を犬儒派《けんじゅは》と呼びなした。彼らがどんな
種類の人でどんな職業に従事しているかを知る者はなかった。岡などは本能的にその人た....
「或る女」より 著者:有島武郎
外した覚えがあるくせに、探訪などに来る人たちの事を考えるといちばん賤《いや》しい
種類の人間のように思わないではいられなかった。仙台《せんだい》で、新聞社の社長と....
「片信」より 著者:有島武郎
せい》の規矩《きく》標準をもってみずから任じていた中流知識階級の人道主義者」を三
種類に分け、その第三の範囲に、僕を繰り入れている。その第三の範囲というのは「労働....
「広津氏に答う」より 著者:有島武郎
によれば、おのずから芸術家と称するものをだいたい三つに分けることができる。第一の
種類に属する人は、その人の生活全部が純粋な芸術境に没入している人で、その人の実生....
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
ておられたかとも思います。けれどもこの事柄は私の口ずから申し出ないと落ち着かない
種類のものと信じますから、私は東京から出て来ました。
第一、第二の農場を合して....
「星座」より 著者:有島武郎
いていたのだなと思った。取り返しのつかないようないやな心持がした。どうせああいう
種類の女だ。かまうものかとも思った。それから今考えても自分に愛想の尽《つ》きるよ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
。ただ一人の話相手とてもない私はどれ丈この鳥の音に慰められたか知れませぬ。どんな
種類の鳥かしらと、或る時念の為めにお爺さんに伺って見ましたら、それはこちらの世界....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
る智識は、次第にわれ等の掌裡に握られて行くであろう。 問『所謂魔群とは、いかなる
種類のものか?』 神と人との敵――我等の使命に対して、絶えず反抗的態度を執りつ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
した。しかし今日でも昔のおもかげは残っている。。 王立協会でやっている講義は三
種類で、これはファラデーの時代からずっと引続いて同じである。 クリスマスの九時....