稼ぎ出す[語句情報] »
稼ぎ出す
「稼ぎ出す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
稼ぎ出すの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「太十と其犬」より 著者:長塚節
十にじゃれついて居た。太十は数年来西瓜を作ることを継続し来った。彼はマチの小遣を
稼ぎ出す工夫であった。それでもそれは単に彼一人の丹精ではなくて壻の文造が能くぶつ....
「反抗」より 著者:豊島与志雄
さんの方はあの通りだし、僕も右のような事情で余裕がないものですから、自分で学費を
稼ぎ出すという方針を立てなければなりませんよ。それは苦しいことには違いないが、な....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
地を多く取り上げられると、彼はその租税を支払い得ないと訴え、自分か息子達が租税を
稼ぎ出すために、都市に出稼ぎに行く許可を要求する。この許可の願出は一般に熱心に行....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
に顔全体の大きな特徴を成している鼻によくない相がある。この種の鼻を持つ人は、金を
稼ぎ出す力は持っていても、常に散じてしまう人である。又、大変に短気であり、若くし....
「樹氷」より 著者:三好十郎
り、それで敏行がやっと牢屋から出てきたかと思うと病気になってね、その入院の費用を
稼ぎ出すために、また銀座へ戻って、する中に、敏行の病気が治ったと思ったら、あの人....