積込む[語句情報] » 積込む

「積込む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

積込むの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
ねは一切御無用だよ。国際的なルンペン船だからね。金儲けなら支那軍に売渡す鉄砲でも積込むんだ。怖いのは南支那海の三角波だけだよ。ハハハハ……。ナニ? 船賃? そん....
難船小僧」より 著者:夢野久作
横浜で印度綿花と南洋材を全部上げてしまうと、今度は晩香坡行の木綿類を吃水一パイに積込む。同時にアラスカ近海の難航海に堪え得るだけの食料や石炭を、船が割れる程|突....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
っかり引合わせてしまったアツシを着た前髪の商人が何とも言わないのに、人足たちは、積込むだけのものを積み終わると、大八車を引っぱって、この店の前を立去る。 帳合....
雪柳」より 著者:泉鏡花
度の類、黄金の茶釜、蒔絵の盥などは、おッつけ故郷から女房が、大船で一艘、両国橋に積込むと、こんな時は、安房上総の住人になって饒舌るから、気のいい差配は、七輪や鍋....
おりき」より 著者:三好十郎
ねえづら? 中年 そうでやす。組合でも頭痛に病んでいやす。と言って、堆肥をもっと積込むと言っても、今迄が精一杯に積んで来たんじゃから! 百姓 草あ山へ入って行き....
黒船前後」より 著者:服部之総
船に比して速力にたいする石炭消費率は減少する。つぎに濠洲までの所要石炭をたっぷり積込むことができ、速力は約十五ノット出せる予定だが(この時までの汽船の最大速力は....