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穎敏
「穎敏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
穎敏の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
る。最も深い悟りに達しておられるというのではないが、貴人は直覚でものを見ることが
穎敏であるから、学問のある僧の知らぬことも体得しておいでになって、次第になじみの....
「源氏物語」より 著者:紫式部
、御自身から割り出してお考えになるからであろう。そうではあるが他の点では御想像が
穎敏で、薫の気持ちをよく理解され、悲しみも慰めるに足るほどな言葉をお出しになった....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
顔色言語の慇懃にして和順なるは特に男子の方に向てこそ望ましけれ。元来婦人の性質は
穎敏《えいびん》にして物に感ずること男子よりも甚しきの常なれば、夫たる者の無礼無....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
、打候聴候《だこうちょうこう》は察病にもっとも大切なるものなれども、医師の聴機|
穎敏《えいびん》ならずして必ず遺漏《いろう》あるべきなれば、この法を研究するには....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
のほか、驕傲《きょうごう》と勇敢と、粗野と率直と、固陋《ころう》と実着と、浮薄と
穎敏《えいびん》と相対するがごとく、いずれもみな働きの場所と、強弱の度と、向かう....
「日本男子論」より 著者:福沢諭吉
たま》に瑕瑾《きず》を生ずるが如き心地して、片時も注意を怠《おこた》ることなく、
穎敏《えいびん》に自ら衛《まも》りて、始めて私権を全うするの場合に至るべし。され....